雨天結構周波数

標本を作って置いていく。

二日で本を出す方法。

そんなものあったら自分が知りたいよ。


でも二日あれば折本くらいは出せるかもしれません。
てことでさっそくチャレンジ。


自分の場合は、用意するものは特にありません。
とにかくPCでもスマホでもいいから、
メモ帳にでもwordにでもツイッターにでも何でもいいから
本にするための文章を作ります。
自分の場合は、折本は2~4p想定です。
場合によっては8p、12pあたりまでも可?
『ホチキスを使わない、紙を負っただけの状態のテキスト』
と言った感じです。
12pあるならもうコピ本でよいでしょう。よいだろ。立派に本だろうこら。


2pならA5見開き、
~4pならA5で両面、
8p~12pなら表紙を付けたいな。


自分の場合はだいたい1p5000字くらいのイメージで書きます。
改行頻度・文字の詰まり具合によってかなり前後するので
本当に目安程度の数字です。
wordで直書きしているならある程度整えつつ、
他媒体で書いてるなら、完成ちょっと前くらいでwordに流し込んで
ページの具合を見て残り文字数や話の畳み方を考える。


なので1日目は『とにかく書く』段階です。
1日目で書き終われば正直勝ちだと思う。あとは編集するだけじゃんやったー。


折本だったら、1アイディアで紙は埋まるはずです。
あんまり要素多くすると収まらなくなる。
逆に本にするんだったら場面いくつか重ねないと難しい。
話にもよるから決めつけることはできないけど、まあふつうは、ってことで。
なので1日目の初めはそのネタ出し。
ちょっとぼんやりしたり、
ノートになんか書きつけたり、
特に何もしなかったり、
しながら短くまとまりそうな、書きたいものを考えます。
以前思い付いて手を付けてない案を持ち出してきたりとか。


今回は日和、飛鳥の二人で書きます。
『現パロ』、『学生の二人』、『世界終焉前夜』、『どうしようもないなって笑う』、
こんな感じでいこうかと。
予定は未定で決定ではありませんが。


上手くいけばまた明日。
話を書くぞー、とか思いながら編み棒を探し始めたあまがさでした。

音楽で気分がハイになる。

はいどん。

www.youtube.com




夏の暑さ、
っていうか今年はもっぱら湿度ですね。
あとは冷蔵庫壊れたりエアコン壊れたりとか。
そんなんで自然現象はじめいろんなものにマウントとられて
気分が液体気味で困ったなあ、
なあまがさです。
ご機嫌はよいといいな。


ラップが好きなんですけど
ラップが好きというか魂音泉さんが好きで
上のリンクもそれです。いえいいえい。
もっと好きな曲は他にもあるのですが
今日一番の感動だったので思わずペタリ。
らっぷびとさんやytrさんなどなど
好きな方たくさんいますが
一番はやっぱり雨天決行さんです。
一炊之夢、という曲に打ち抜かれて以来物凄いファンなのです。
ブログタイトルの元ネタです。


最近あんまり書いてないな・・・、
と思ったのでブログページ開いてみただけなので
なんというか、こう、
話題がない・・・。
話題がない、というか
それこそラップ聞きながら書いてるから
あたまんなかとっ散らかりますね。
最近はやっぱりSCPみて
ホラー動画見て
編み物して


それでも、編んだものが思ったよりできが良く見えるとうれしくなるし
朝早く起きれると安心するし
のんびりゆったりやってます。
そろそろスパークにむけて原稿せねば、
なのですがメルストはいまあんスタコラボ中だし
金曜日までマテウィだし
それがあければレイドだし、
でなんかこう、
こう・・・


精進しましょう。
今気になってるSCPは『サイト13に何が起こったか?』と『class of 76』、
久しぶりに読みたい怪異は『リゾートバイト』、『巣食うもの』、
あとは井戸の中に家があるやつです?
ねこじゃないです
よろしくおねがいします。


ねこでした、
ではでは。

昼は短くなるばかり。

何のためにいまさらブログなんか始めたのかって、
文章を書く練習と、
あとはツイッターなど含めて諸々の、
流れていくものに疲れてしまったからなのでした。


お久しぶりです、こんにちは。
あるいはお久しぶりでしょうか?

あまがさです。


このところ何をしていたかというと
特に何もしていません。
不安定な天気に一喜一憂しつつ、
厄に見舞われたり
四天王寺に行ったり
よりより4お疲れ様でした!
あとはだらりと編み物ばかりしています。


SCP動画、面白いです。
ああいったテキストコンテンツを音や画像として受け取れるのは
目で文字を追うのとはまた別の発見だったり感想だったりがあります。
でもCOC程は流行ってないみたいですね。
SCP界隈にいるととっても流行してるように感じるのですが。
これをバイアスといいます。
あるいは認識最外的な?
ミーム汚染ではないはずだ。
だったらこれを読んでいるあなたもSCPが好きになるはずなんだから。


各国で同時並行的に展開されているため
今では膨大な量のレポートがあります。
もうね、解説記事なのに『読了に約44分』
とか見たときはどうしようかと思いました。
読みましたけど。


あとはメルクストーリアというアプリゲーをせっせとやっています。
ストーリーが素晴らしかった!
以外にも、ギルドが楽しくてはまったのですが
それ故にたまにちょこっと疲れちゃいます。
よくあることみたいなので少し安心して、
そういうときは素直に寝落ちすることにしましたが。
前回の国別イベ、常夏は素晴らしかった。
自分好みのイケメンがいた他、ああいう、迎えにきた、待っていた、追いついた、的な。
とっっってもよいものです。
そして今回の国別イベ。
科学の国。
やばいっていうもんじゃない。
絶対気にいるからおいでよ〜。
と誘われたオフ会で、軒並み好みの料理ばかり出てきて
さらにお酒も美味しい!
くらいのすばらしさでした。どういう例えだ。
今回の国別とは関係ない……
いやなくもない?
科学1でがんばってた子をアイコンにしていますが
この子もわりかし自分好みのイケメンということに気付きました。
かわいいなあ。
かわいいなあ!


季節柄、編むものが毛糸からコットン・レース糸に変わりつつあります。
あったか小物よりレース編みとかドイリーとか、
なんかそんなものを作ることが増えたかな。
糸の持ち方を間違えてることに気付いてもどかしくも矯正中。
別に編めるならどんな手の形でもいいとは思いますが、
一方で推奨される持ち方があるということは何らかの点でその方が合理的だったりするものです。
ちょっとキツめに編んでしまう癖があるから、
そのあたりが調節されるかな?
と期待しつつ。
ああもどかしい。
へたくそな箸の持ち方みたいだ。


箸の持ち方、一見正しいのですが
使い方がびみょーに間違っているのです、自分は。
でも手の形が一見正しいので
きれいに使うね、上手だね、
とか言われたりします。
違うんだ。うん。
もうちょっと力学を考えようね。
ようするにてこの原理らしいっすよ。
保証はしませんが。


そんなことをつらつらと。
夏至を過ぎました。
つまりはまだ雨の季節だというのに、
夏はこれからだというのに
昼の時間は短くなる方向だということです。
実感と食い違うので軽く混乱します。
そうでなくてもこのところおかしな天気でくらくらするってのに。


体に気をつけましょう。
ではでは。

さよなら3月またきた4月そして去り行く6,7月

すっかりあったかくなった……
なったのかな?
コートは薄くしましたが、
夜はまだ上着にくるまっていたりします。

どうもこんにちは。
私です。

なんだか隠居でもしたみたいに
だらりだらりと
編み物ばかりの毎日です。
これでいいのかなあと思う自分と
なにかしたいなあと思う自分と。

いつも通り。
いろいろです。




今年は本を作りたいな。
作りたいな〜、なんて思いつつ。
実際をどうできるのかちっとも見えてきません。
うぬぬ、困ったなあ。


趣味で悩めるのはしあわせなことなのか。
そんなところに割くリソースがあるなら
もっと別に使うべきなのか。


そんなふうにつらつらと。




夏が来ます。
来月の夏至をすぎれば日は短くなるばかり。
何をすることができるかな?
自分で自分を諦めてしまうのは存外にさみしい。
がんばるだけの元気を集めに行きたいものです。


ではでは。

だったら毛布でもかぶっとけ。

こんなかんじで、ふっと気が付くと更新日が一ヶ月前になったりするのです。

時間の流れは早い、

というかほんと、足を止めないなあ。

 

 

アニメ映画をいくつか観ました。

コナンの0の執行人、ラブライブサンシャイン

あとアニメじゃないけど刀剣乱舞

コナンは、突然リアリティラインが複雑骨折するのにびっくりしました。

あと安室さんの恋人がうんたらの時、

車に乗っててハンドルを撫でていたので

まさかこの数秒後このままつっこんで廃車ほぼ確定しているこの車がとか

言い出すんじゃないかってほんとひやひやしました。

この国だか国民だかって言ってました。たぶん。

その時は良かった、この後廃車になる彼女はいなかったんだ、良かった・・・。

とか思ってましたが、のちのちあの人すげーアイドルみたいなこと言ってたな、

とか思ってました。

全然関係ないのになんだか

とある科学の超電磁砲を想起させるアクションシーンでした。

車とかね。

爆発とかね。

サンシャインはとってもよい眩しい映画でした。

映画一本の評価としては、個人的にはラブライブ、μ'sよりも

サンシャインの方がまとまりがあって何だか好きでした。

アニメはμ'sの方が良いと思います。

落ち込んだ時とか見るととってもいいと思う。

いろんなところに拘りとか、丁寧な作りとかが見えてほんと、いいなあ、

って感じでした。

 

 

アニメじゃないけど刀剣乱舞も観てきました。

ほほーう、って感じでした。

特撮感、と事前に友達から聞いていましたが、

実際観てとっても納得の特撮感でした。

特撮ちっとも詳しくないけど。

あの、なんとも言えないセットのリアリティさというか作り物感というか。

そういうところ。

 

 

雪です。

めったに雪が降らない、積もらないところに住んでいるので

レア度がぱないです。

 

 

しずかだなあ。

こたつは足しかあたためない。

これは本来、下記事のタイトルでありました。

なんか、フォントが気にするほどではないにしろ

個人的にはむむむ、という程度に変わってしまったので、

同内容で新しく記事を投稿することにしました。

特に説明ないのにこのいっこ下の記事がそれです。

なんでだよ。

 

 

これだけなのも何なので

ゆるっと募集してみます。

編み物してるんだけどその間耳を楽しませてくれる音募集中。

ストーリーがある方がいいので曲じゃない方がいいです。

アニメじゃなくても実況動画や解説動画、

ラジオなんかも私、興味、あります・・・!

 

 

SCPが広まってほしい・・・!

いやもう、十二分にホットでくーるなコンテンツなのですが

いかんせん周りに話せる人がいないっていう。

なので、こう、ちょっとばかし興味を持って

出来たらいくつか記事読んだりして

いっしょに小粋なトークのできるSCP仲間を募集中なのです。

財団職員っていうか同僚っていうかね。

小粋要素は相手方にお任せすることになりますが。

 

まず何から始めればいいか。

SCPのサイトはこちらです。

メイン - SCP財団

でも、ちろっと見ていただければすぐわかると思うんですけど

正直ここから入るのは敷居が高いかもしれないです。

自分はちょーっと、難しかったかなあ。

自分は、元から都市伝説が好きで

定期的に新たな情報を求めて

洒落にならないほど怖い話

通称『洒落怖』を検索してはまとめなど記事を読むのですが

その関連付けリンクに『SCP』があって読みました。

でも、そっちもあんまりおすすめじゃないかな。

楽しみ方が全然わからなかったので

ふんふん、ふうん?

とピンボケした印象でした。

 

個人的おススメは何をさておき解説・紹介動画。

苦手な人は苦手でしょうけど

個人的に、ゆっくりボイスというのがなかなかに好きなので

このあたりからがっつりはまっていきました。

いくつかおすすめしてみます。

 過去にも記事書いたんでもちろん重複します。

以前の紹介はこちら。

お家がほしい^ↀᴥↀ^ - 雨天結構周波数

初心にかえってやり直し。 - 雨天結構周波数

さようならが聞こえない。 - 雨天結構周波数

 

重複するあらためてのおススメはこちら!

紅魔風SCP紹介 Part前書き「SCPとは何か」 by 2O(ツーオー) エンターテイメント/動画 - ニコニコ動画

ネコとカラスとSCP その1 - ニコニコ動画

SCP財団幻想郷支部が行く!第1回[Safe] - ニコニコ動画

全て東方ゆっくり。順に紅魔館メンバー、地霊殿のふたり、菫子と霊夢

まったくの初心者でも安心安全、用語解説が丁寧です。

内容的なむずかしさ? は1>2≒3、

と言った感じ。

ねことカラスが、紹介しているものが一番とっつきやすいかも。

紅魔風はなかなかややこしい話もする。

幻想郷支部はだんだんギアが上がってきます。

こわいのもおもしろいのも、笑えるのも泣けるのも。

勢いだけで読むのも考えて考えて読むのも

ありとあらゆるものがSCPです。

もし面白い! と思いましたらご一報を。

 

 

ではでは。

編集機能の使い方が行方不明。

なんということでしょう。

てことで手袋しました。

寒いです。

理不尽だー。

 

 

明日のインテ、よりどり日和3に参加すべく、

今日から大阪に行く予定なんですけど

まだ自宅のこたつのなかっていうね。

これをなめプという。

行き当たりばったり、

まあどうにかなるんじゃね?

という根性丸出しです。隠す気配もない。

日付変わるまでにチェックインできればいい

いけるいける。

 

 

久しぶりにお話書きました。

それはもう、えっらい久しぶりです。

小説にもなってないような、

訳のわかんないものが出来上がりました。

いつもの通りですね。

人ってつくづく変わらない。

褒めるべき点があるとすれば、

こんなにも意味の分からない文章を

さも形になっているとばかりに堂々と

していられるところだと思いました。

本当にね。

なんか、こう、お話としての体を保っていないような

それでもよくもまあこうも堂々と

文章を並べられるなあ、っていう。

ある意味自分にしかできない気がする

わざとめちゃくちゃなバランスで積み木を乗せていく感じ。

積みたいならもっと安定を考えてやればいいのに。

 

 

でも、今これ思い付いたんですけど、

積み木で一番安定する積み方は何かっていうと

一段目とまったく同じに、

寸分の狂いもはみ出しもなく

二段目も積んでいくことです。

それを三段、四段、五段、……、

と。

重ねていけばそりゃあ安定します。

でも完成形ってただの長方体。

崩れもしないし予想からずれもしない。

だからわざとめちゃくちゃに積んで、

崩れないかハラハラしながらやるのも

遊び方のひとつじゃないでしょうか。

 

 

以上、愚にもつかない言い訳でした。

本当に、書いていてはらはらします。

ちゃんとこれ終われるのか?

って。

 

 

イベント参加までの進捗が書けなかったので、

今回のお話の作り方の過程を続きに置いてみます。

長いので興味ある方だけどうぞ。

だいたいこんな風に書いてますが、

もちろんまったく別の書き出しをすることもあります。

今回はこんな感じっていうメモ書きです。

ではでは。

 

 

ここから続きのメモ書き置き場。

 

 

1、とりあえず思い付いた場面を描き出してみる

・雪の夜、ゴミ捨て場で太子を拾う妹子
・黒猫のような太子
・編み物をする妹子
・夜に出掛けていく妹子を玄関まで見送りに来る太子
・太子を外に出さない妹子
・ソファで寝ていると上にのしかかってきてそのままくちびるを食まれる
・お風呂に入れようとする
・バスタオルにすっぽり包まってちょこんと、かりもののネコのようにソファにいる太子を見て、ミルクにすれば良かったかなと思いながら真っ黒なコーヒーの入った湯呑を手渡す
・こういうのも悪くはないのかもしれない、なんて
・最後だけ太子視点、出逢った時、コートの下を血で染めていた妹子

 

 

2、アニメ・動画のように流れを組み立ててみる


深夜。
妹子が道を歩いている。
ふと、空から雪が降り落ちてくるのに気付く。
空を見上げる。
灰色の雲から白いものがちらほらと。
息をつく。白く凍る。
コートの両ポケットに手を突っ込んだ姿勢のまま、肩をすくめるようにしてから歩き出す。
十字路で唐突に足を止める。
そちらを見やる。
袋小路がごみ置き場になっている。
看板の類もないのに、雑多なものが山積みで。
そちらに歩いて行く。
埋もれるようにしている男を見つける。

安アパート。二階建て、鉄製の階段もてすりも錆だらけ。
ぎい、といやに響くドアを開ける音。
どさ、と玄関先に投げ出される男。
ばたん、とドアが閉まる音とほぼ同時に。靴箱に腰を打ちつけるようにして深く鋭く息を吐く妹子。
息が上がっている、そのまま突っ伏して倒れる男を見下ろす。
はあ、と深く深く、またため息。

湯船に男を入れておいたら、髪を洗っているうちに目が覚めた。
「あ、起きた」
ぼけ、っとした目をして、妹子を見ているんだか見ていないんだか、わからないような顔をしている。
その頬がうっすらと赤くなっていて、生きていたんだなあ、と改めて確認するように思う。
相手の承諾も得ずに、急にシャワーを向けてお湯を浴びせかけるとさすがに慌てたように動き出した。
浴槽の中で動きにくそうに、それでも精いっぱいというようにばちゃばちゃと暴れるのにも構わずに、髪を濡らしてシャンプーのボトルを逆さまにする。
「とりあえず。臭うんですよ。あんた」

暴れ疲れたのか、なんなのか。ぐったりと、部屋のすみっこにバスタオルに包まったままひざを抱えている男。むくれたような顔をしている。子供でもあるまいし、と妹子は呆れる。
「はい、これ。飲めますか」
湯呑にコーヒーを入れて差し出してやる。自分の分のマグカップに口を付けたまま、目の前にずい、と近づける。
不満そうにそれでも受け取った男が、湯呑に口を付けたかと思うとあわてて顔をそらす。舌先でも火傷したのか、んべ、とつき出している。
「苦い」「ブラックですし」「ホワイトのがいい」「うちにミルクはありません」
ネコですか、あんた。言ってから気付く。捨て猫のように拾ってきてしまったけれども。これは。こいつはねこでも人形でも、ましてや死体でも何でもなくって。
そんなものをうちに連れてきたりして。僕は。
「太子」「はい?」「名前。あんた、じゃなくって」
ずず、と緑茶でも飲むようにコーヒーをすすっている。
僕はどうするつもりなんだろう。
わからなかったけれども。
「妹子です」「ん」
目も合わせないで、返事にもならないで。
それでもこの日確かに、僕は拾いものをした。

「何してるの」「あみもの」「楽しい?」「別に」
ソファを背もたれにしてだらだらと、編み針を動かしている妹子。
腹ばいになってペンで書き込みをしながら、本棚の本をかたっぱしから読み散らかしている太子。
「あんたと同じですよ」「ふうん」

真っ暗な部屋、玄関先。
靴の爪先を床にうちつけてから、ノブに手をかける。
「どこ行くの」
ぼけぼけと。半分寝たままみたいな声で太子が言う。
一瞬視線を合わせてから、床に落とす。
空っぽの玄関先。
「別に」
あんたには関係ないですよ。
なんて、口にもしないで。
「いってらっしゃーい」
なにも、口にもしないで。
電気もつけない部屋に、溶け込むようにしている太子の姿を、ドアの軋む音が遮った。

そんな風にして、何事もないまま時間ばかりを食い潰す。
いっしょにいるという事実ばかりを重ねてしまう。
ソファで眠っていた。目を覚ましたら重たくて、太子に上にのしかかられていた。
身を捩ればそれだけで下に叩き起こせるだろう。
それでもそれだけの抵抗を手放して、なぜだか腕をその背中に乗せてしまう。
「重いです」「うん」「ネコですか、あんたは」「うん」
ぐ、と伸びをするようにして、顔が近い。
「なんでもいいよ」
それでもいいよ、と。
言っているように聞こえていた。
頬に頬を擦り付けられる。
ネコみたいに。
れ、と濡れたものが筋を引く。
ネコみたいに?
「ね。どうして何も聞かないの」
呼吸の吹きかかる距離。
あまりにも顔が近いのに、そこで一度、まじまじと目を覗き込まれて。
「なんで何も言わないの」
先にしびれを切らしたのはどちらだろう。
くちびるを食んで、食まれて。
まあ、こんなことくらい。
あるかなって、思ってた。

いらないもの。なにもかも。
混ぜ合わせて煮詰めたような。
臭いはもう抜けていた。
髪からは同じ泡の香料。
苦すぎるほど真っ黒なコーヒーの呼吸を飲み込んで。
「苦い」「僕の好みです」
太子は文句を言いつつも、大人しく湯呑を傾けている。
他になにものの気配も混じらぬように。
今日も、過剰に濃く深くコーヒーを入れるのだ。

へんなやつだ。と思う。
それだけ。
それだけで、私は何もかもを投げだしてしまう。
気付けばこの部屋だった。
いや、違う。
望めばもっと、もっともっと。昔のことだって思い出せる。
その時計をもうちょっと巻き戻したならば、雪の夜のことだって鮮明に脳裏によみがえるのだ。
忘れることはできないから。私は私をだまし続ける。
それをうっかりし忘れて、だからこんなことを思い出す。
雪の夜。
空に放られた私の身体を、あまりにも優しく受け止めたのはごみの山だった。
意図的に手放した意識は、灰色の空から白いものが舞い始めてようやく接続される。
まだ生きてるんだなあとか。そんなことを思っていた。
足音がしていた。
足音を立てないように。
いいや、違う。
意識せず習慣的に殺された足音は、確かにこちらに向かってきていた。
それで今度こそ終わりだって期待したのに、訪れたのは、腕を強く引かれる痛みだった。
反射で呻いてしまう。手首を掴む力が緩む。空っぽだと思った箱の中に何かがあった。そんな意外さを感じとったような、それはあまりに淡白な驚きだった。
驚いた。でもそれだけ。
予想と違った。
でもどうでもいい。
そんな白々しさで、だけど次に伝わる力は、先ほどよりもずいぶんと、いたわりの込められたものだった。
何かに背負われている。誰かが私を運んでいる。
なんで、とか誰が、とか。
そういう興味すべてを、私だって捨ててしまいたくって、意識を遮断した。
もういい加減うんざりしていて、辟易していて。
有体に言えば私はもう、疲れ果てていて。
もう二度と起こさないでほしいと願いながらも、意地悪にもそれは敵わない。
今度は頬に冷たい硬さ。
放り出された私を受け止めるものはなくって、重力に引かれたまま床とぶつかった痛みが冴え冴えと頭に抜けて行った。
うっすらと目を開けて、暗闇の中の彼を見る。
乱れた呼吸は私のせいかもしれなかった。
壁に背を預けるようにしてもたれかかる、彼のコートの前は開けられていた。
暑かったのかもしれない。ここまで私を運んで来て。たぶん、私より背は高くない。
だから途中でボタンを外したのかも知れなかった。
その内側が、黒く染まっていることを確かめてからまた、悪あがきのように目を閉じる。

 

3、

今回は、下準備はここまで。

このへんで、文字数行けそう、と判断してワードにつっこみました。

 

 

この前に、書き出しからいきなり初めて、

上手くいかなくて消して

上手くいかなくて消して

を何度か繰り返してました。

で、これじゃだめだな、と思って

アニメみたいに流れをくみたててみることに。

 

 

実際はどうなったか。

もしご興味があればイベントでどうぞよろしくお願いします。

ねこでした。